オーストラリア東部のゴールドコーストにあるテーマパーク「ドリームワールド」で10月25日、死亡事故が発生した。アトラクションは川下りに関連したものであった。男性2人、女性2人の合計4人の死亡が確認されているとのこと。

AFPBB Newsによると、

クイーンズランド州の警察当局は「大人4人の死亡が確認された」と発表した。犠牲者はサンダー・リバー・ラピッズ・ライドというアトラクションに乗っていた。これはベルトコンベヤーを利用したものである。

救急隊関係者によれば、4人は32歳~40代前半の年齢とみられ、氏名や国籍は未だ発表されていない。また警察は、この事故はベルトコンベヤーが関係しているとの見解を示している。

地元紙ゴールドコースト・ブリテンによると、円形のいかだ状の乗り物には6人が搭乗可能であった。事故後、すぐにアトラクションからは水が抜かれたが、犠牲者を救うことは出来なかったとのこと。

ドリームワールドは、1981年にオープンした豪州最大のテーマパークであり、40種類以上の乗り物やアトラクションがある。

この事故を受け、26日いっぱい閉鎖される予定である。

「できるだけ早く事故に関する状況が把握できるように努めている。救急当局や警察と緊密に連携している」と ドリームワールドは声明で語っている。

このニュースを聞いて、安全とされている日本のテーマパークでも何が起こるかわからないと熟々思った。

かなり過激なジェットコースター系のものにすぐに目がいく。自分が臆病なのかもしれないが・・何が起こるかわからない。『万が一』ということがある。と、数年前にかなり度胸の据わった御仁に聞いたことがある。

その御仁は『何が来ても怖くない。たとえヤクザが来ようが警察に逮捕されようが、若い頃に体験した事に比べればそんなこと屁でもない。いくら足掻いても死ぬ時には死ぬ。そんなことが怖くて生きていられるか』と。昔、子供の頃はいじめられっ子だったらしい。ひ弱なひ弱な泣き虫だったらしいが、いつから強くなったのかと質問をすると語ってくれた。

中学生の頃、その学校で喧嘩が一番強いとされるいじめっ子がいたそうだが、

『こいつに勝ったらもういじめられなくてすむだろうと思い、包丁を2丁用意して1丁をいじめっ子に渡してどちらが勝つか死ぬまで勝負してくれと頼んだ。 そうすると相手は怯んでしまって泣きながら詫びをいれた。強くて偉そうにみえていても案外臆病なんだなぁ。どうせみんな強そうにしているヤツは臆病に違いないと思い込み、それから度胸が据わってあちらこちらで暴れまくり喧嘩三昧。負けることは殆どなくなった。』(この人は一体どんな人生を送ってきたのかと呆れかえるが・・)

という人物である。今現在では大いなる反省をして、昔のようなそぶりはこれっぽっちも出さない良い意味で好々爺である。

よくよく聞くと、怖いものが無いわけではないらしい。『蛇は大嫌い。小さい蛇でも怖い』とのこと。 思わず笑った。そしてホッとした。

さて、蛇のことは余計だったが、ジェットコースターは乗らない。万が一のことがあるから・・と口癖のように言っていたことを思い出す。

私は最近では子供の付き合いでスペイン村でちょっと怖いジェットコースターに乗ったが、『万が一』を考えずに乗った。スリルがあって中々楽しかったが・・。

どこのアトラクションでも『万が一』の事故、『あってはならない事故』の撲滅を徹底してほしいものである。